SEにプログラミングのスキルは必要か

こんにちは、よろくまさんです!
この「高収入SEになりたい!」では、システムエンジニアとして収入アップにつなげるための情報を紹介します。
SEとして年収をアップしていくには、高収入になるには、といった成り上がりのノウハウをお伝えします。

今回のテーマは「SEにプログラミングのスキルは必要か」です。

誰もが「SEとしてまず身に付けるべきスキルは?」と聞いて思い浮かべるのは、間違いなく、プログラミングスキルでしょう。

しかし、システムエンジニアに本当に必要なのはプログラミングスキルではありません。

ここでは高収入のシステムエンジニアを目指すために、プログラミングをどの程度学習すべきかを解説します。

 

✔ プログラミングしかできない人はSEではない
✔ プログラマーとシステムエンジニアの違い

 

システムエンジニアはプログラマとは違う

よく混同されてしまうことが多いのですが、プログラマーとSEは違います。プログラマーはその名の通り、プログラミングを行う役割の人を指します。多くのプロジェクトにおいては「要件定義」「設計」「開発」「テスト」「移行」「運用」といったフェーズがあり、プログラマーが関わるのは「開発」が主で「テスト」に関わるぐらい。テストフェーズにおいてはテストそのものの実施というよりはテストフェーズで出てきたバグを改修する役割。

システムエンジニアは「開発」フェーズだけでなく全てのフェーズに関わります。ですので、システムエンジニアとして身に付けるものはプログラミングだけではないのです。

システムエンジニアとして活躍する人は、むしろ、「開発」以外のフェーズのスキルがとても高いです。

とはいえ、プログラミングのスキルが全く要らないか、というとそうではありません。やはり、システムエンジニアとしてプロジェクト全般に携わる立場になるのであれば、開発についても知っておく必要があります。

例えば、アプリケーション設計を行う場合、ユーザーインターフェース、ビジネスロジック、データベースアクセス、など、どのように実装すべきかを意識する必要があります。プログラミングの知識があると実装をイメージすることができ、よりスムーズで確実な設計ができるようになります。

高収入SEを目指すのであれば、プロジェクトの全フェーズに携わることを意識してプログラミングの学習をしていくと良いでしょう。

システムエンジニアのためのプログラミング学習方法

システムエンジニアには開発スキルだけではなく、プロジェクトの全工程で成果を出すためのスキルが携わっている必要があります。開発知識を得るためにプログラミングを学ぶことは大変有意義で重要であると言えますが、プログラミングスキルだけを極めても、システムエンジニアとして評価されて高収入SEとなることは難しいと言えます。

ポイントを押さえて広く浅く

システムエンジニアとして身に付けるべきプログラミングスキルはどのように学習するとよいでしょうか。

当然、関わる案件で使う技術が違うので特定のプログラムに特化して学習することは、無駄とは言いませんが、効率的ではないでしょう。
ポイントを押さえて広く浅く知識をつけることが必要になります。

どれか一つでもよいのでプログラミング言語の基礎を学ぶとよいでしょう。どの言語が良いか迷った場合はC++、Java、Pythonあたりのオブジェクト指向言語が無難です。ここで重要なのは基礎ということです。システムエンジニアとして押さえるべきは、そのプログラミング言語の特徴やアプリケーションとしての構成要素が何かを知ることです。

プログラミング言語を独学で身に付けるための教材は

では、実際に学習するためにはどのような教材が良いでしょうか。

プログラミング学習で大事なのは、理論よりも実践です。実際に動くものを作ってみて実感することでしっかりと理解できるものです。

世の中には多くのプログラミング言語学習のための書籍はありますが、初心者に書籍だけでの独学はおススメしません。なぜなら、プログラミングは作ったとしてもいきなりうまく動くものが作れず、特に初心者だと全般的な理解が不足していることが多く、「なぜ思った通りに動かないのか」、「どこに問題があるのか」、を突き止めて正しく作ることが容易ではないのです。

そして、分からないままだんだんモチベーションが下がっていき、独学をあきらめてしまう人もいます。

そうならないために、まずはオンライン講座など実際に人の説明や質問できる環境で最低限の知識を身に付け、ある程度仕組みを知ったうえで、知識を定着させたり深めるために書籍を活用するようにしましょう。

オンラインでプログラミングを学習するには

初心者が独学をする際にはオンライン学習サービスがおススメです。動画で解説を聞きながら進められて、戻したり進めたりも容易にできます。自分のペースで進められることができ、無理なく学習していくことができます。

書籍よりも理解しやすく、分からないポイントを重点的に繰り返したり、自分の弱点を補いながら満遍なく学習していくことができるのもメリットの一つです。

オンライン学習サービスには無料のものもありますが、ある程度本格的に理解したい人には有料のサービスを活用することを推奨します。

月額課金のサブスクリプション型や講座ごとに購入する買い切り型など様々あります。

有料サービスをお勧めする理由は、質問することができる点です。
最初のうちはなんとなく理解できるので進むのですが、少し発展した内容が出てくると分からなくなってしまいがちです。分からなくなると進みが悪くなり、モチベーションも下がり、だんだんと学習から離れてしまいがちです。

しかし、質問ができる環境であれば、何かと躓いたときに助けになってくれます。

初心者が独学でプログラミングを学ぶのであれば、有料のオンライン学習サービスを活用するのをお勧めします。

強制力が必要な人はスクールを活用するのもあり

上では、有料のオンライン学習サービスをお勧めしました。しかし、オンライン学習サービスは強制力があるものではなく、自分でペースを作り学習を進める必要があります。申し込んだはいいが、仕事や他のことで時間が取れないということを言い訳にだんだんと離れて行ってしまい、結局途中で挫折してしまう、ということも多くあります。

有料だからもったいない、と思い何とか食らいついてくれればよいのですが、それでもやらなくなってしまう人も多いでしょう。

また、有料のオンライン学習サービスで質問ができる環境でも、質問を文字に起こさなければならず、面倒さや説明しづらさを感じ、なかなか質問に踏み切れず、進まなくなってしまう人もいるでしょう。

そんな人には、通学型のプログラミングスクールを活用してみるのも一つです。

通学に要する時間がもったいないとか、あまり近くにスクールがない、という場合もあるかもしれませんが、通学することで、周りに同じように学んでいる人がいて、モチベーションの維持や向上にもつながり、学ぶことのメリットを感じると多少時間をかけてでも通学しよう、という気持ちになるでしょう。

中には、オンラインと通学どちらも対応しているスクールもありますので、いいとこどりで活用すると更なるスキルアップに役立つかもしれません。
(それなりのお値段してしまいますが。汗)

結局、プログラミングはほどほどに学習しておきましょう

プログラミングの学習法について解説してきましたが、冒頭述べた通り、高収入SEを目指すのであれば、そこまでがっつりプログラミング学習に時間をかける必要はありません。

もちろん、できるに越したことはありませんが、そこに時間をかけすぎるよりは、最低限の基礎知識を身に付けたら、システムエンジニアとして必要なほかの能力を上げることもしていきましょう。

それでもプログラミング学習を続けたいということであれば、並行してどちらの能力も高めていくこともありだと思います。どっちつかずの中途半端にならないように注意しましょう。



 

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